慶長7年(1602)、教如上人(本願寺12世住職)は徳川家康より本願寺の分立の許可を得て大谷派本願寺(東本願寺)を興されました。これにともない長浜城の旧地に移っていた当寺は道場から無礙智山大通寺と号して発足しました。
大谷派本願寺第13世・宣如上人の長男霊瑞院宣澄が住職として入寺1639(寛叡16年)し、これを契機に当寺は彦根藩主・井伊直孝の援助を得て寺域の拡大をはかると共に、東本願寺より伏見城の遺構と伝えられる本堂や広間を譲り受け、寺観の整備を図りました。ここに当寺は真宗大谷派の別格別院として七千坪の境内を要し、名実共に当地方における信仰の要として今日に到っています。

もと伏見城の殿舎でしたが、大谷派本願寺が分立した際、御影堂として移されたその御影堂を承応年間(1652~1654)に当寺に移して本堂としました。

文化五年(1808)起工し、33年後の天保十一年(1841)落成しました。総ケヤキ造りで、近世大型建築としては県内屈指の名作です。


西南側にある脇門は、旧長浜城の大手門であり、現在の山門が完成するまで山門として使用されていました。その門扉に、本能寺の変で明智側の京極氏が攻撃した矢や銃弾の痕(あと)が残っています。

宝暦十年(1760)に当寺の住職・横超院の内室であった彦根藩主・井伊直惟の息女数姫が、親鸞聖人五百年忌に建てたものです。豪華なかごは数姫輿入れの時に使われたものです。

書院造りの構成要件である、床、帳台構、違棚、附書院などを、上段の間に正面一列に並べているところに、この建物の特徴があります。本堂と同様に、もと伏見城の遺構で極彩色で描かれた花鳥図や人物図は、桃山風御殿の豪華な趣をよく伝えています。

一の間は、狩野山楽筆の山水画、二の間には狩野山雪筆の山水画が描かれています。一の間から伊吹山を借景にした含山庭園(名勝)が有り四季折々の風景を望めます。

蘭亭曲水宴図が描かれていることからその名があります。蘭亭からも名勝庭園が望めます。

第八代彦根藩主の井伊直幸(なおひで)の息子直宥(なおひろ)が、大通寺への入寺を縁として井伊家によってこの書院を建立しました。下段には市指定の金地墨画梅之図十二面を大胆に配置します。

庭園は、書院含山軒の前庭となっています。庭園築山枯山水の借景庭園で、刈込みの間から伊吹山を借景としています。庭園は北部と東部中央に出島を設けており、出島は亀島、枯池中の中島は鶴島で、南部から石橋を架けています。

本庭は東西に細長く、南東部の築山は、やや高くして滝石組を施し、切石橋を太鼓橋とし池中に岩島が二個あります。書院の障壁画「蘭亭曲水の宴」の画相俟った景観を呈しています。

本庭園は、含山軒庭園の北部にあって、裏合わせにになっています。築山上には枯滝石組があり、石組の北部は枯池で、護岸石組が豪華に組まれています。中島は鶴石組の鶴島です。
| 月日 | 行事 | 説明 |
|---|---|---|
| 1月1日 | 修正会 | 新年初めのお朝事(朝のお勤め) |
| 2月10日~4月18日 | 馬酔木展 | 期間中約70鉢のあせびのが展示されます。 |
| 3月18日~21日 | 春の彼岸会 | |
| 5月3日 | 花まつり | お釈迦様の誕生をお祝いする行事です(本来は4月8日です)。 |
| 7月2日~10日 | 夏中 | 朝5:30より暁天講座から始まります。 |
| 9月24日~26日 | 秋の彼岸会 | |
| 10月16日 | きもの大園遊会 | 市街地を1000人のきもの姿の女性が歩き、最終に境内に終結。 |
| 10月23日~26日 | 報恩講 | 一年で一番大事な仏事です。 |
| 日時 | 講師名 | 講題 | プロフィール |
|---|---|---|---|
| 2009/09/30(水) | 川村妙慶 | どん底から見えてくるもの | 真宗大谷派僧侶、アナウンサー |
| 2009/10/16(金) | 田口 弘 | いのちの願いを生きること | 真宗大谷派僧侶、東京ボウズバー会長兼ホスト |
| 2009/11/19(木) | 形部すま子 | お念仏申しましょう | 浄土真宗本願寺派安芸教区広陵東組大教寺門徒 |
| 2010/03/19(金) | 後藤金三郎 | 蓮如上人さまにお供させていただいて | 蓮如上人御影道中供奉人 |
| 2010/04/16(金) | 真城義麿 | 幸せの見つけ方 | 大谷中・高等学校長 |
| 2010/05/17(月) | 茂 幸雄 | 人生諦めたらアカン | NPO法人 心に響く文集・編集局代表 |
| 2010/06/17(木) | 三木彰円 | 聞思して遅慮することなかれ -親鸞聖人の呼びかけ- | 大谷大学専任講師 |
| 日時 | 講題 | 和讃 | 会場 |
|---|---|---|---|
| 2009/09/10(木) | 受け取り直し | 「正像末和讃」 三朝浄土ノ大師等 次第三首 | 五村別院 |
| 2009/10/15(木) | 誉れと報恩 | 「正像末和讃」 三朝浄土ノ大師等 次第三首 | 五村別院 |
| 2009/11/12(木) | ただ念仏して | 「高僧和讃」 源空章 全二十首 | 五村別院 |
| 2010/03/15(月) | 真宗興隆 | 「高僧和讃」 源空章 全二十首 | 大通寺 |
| 2010/04/8(木) | 専修の見識 | 「高僧和讃」 源空章 全二十首 | 大通寺 |
| 2010/05/19(水) | 大悲往還 | 「高僧和讃」 源空章 全二十首 | 大通寺 |
| 2010/06/14(月) | 本地垂迹 | 「高僧和讃」 源空章 全二十首 | 大通寺 |
2006年1月より拝観冥加金が改正されました。ご理解の程宜しくお願いします。
大通寺では以下のような形式で納骨を受付させていただきます。なお、予約制になっておりますので、事前に電話等でお問い合わせ下さい。
| 日時 | 礼金 | |
|---|---|---|
| 第一種 | 毎月13日・28日 午前9時30分より | 5万円から |
| 第二種 | ご希望の日時 | 7万円から |
| 第三種 | 毎月第一日曜日 午前10時より | 5万円から |
随時お申し込みできます(礼金 5万円よりお受けします)。事前に電話等でお問い合わせ下さい。なお、お紐解き(永代経の披露仏事)のご案内をお申し込みの際にお伝えさせて頂きます。永代経をされた代表者の方には、春秋のお彼岸等行事案内を郵送させていただいております。